ささくれになりたい

塚田くんのささくれになりたい塚田担、最近トラジャが気になる。懐古したり、妄想したりします。

YUKIの1stアルバム「PRISMIC」が好きだ

 

子供の頃に聴いていた歌というものはずっと心のどこかに残り続けるのかもしれない。

私にとってそれがYUKIだ。

 

小学生の頃に「PRISMIC」という一枚のアルバムをなにを動機としていたのかは忘れてしまったがレンタルショップで借りてそうとうのめり込んだのだろう。そのアルバムを時間を忘れるほどに聴いていた覚えがある。

 

それなのになぜか、それ以降のYUKIの楽曲を私はあまり知らないのだ。頭にあるのはJOYだとか、そういう有名どころの曲ばかり。別にYUKIが好きだと公言したこともなかった。

ただ、彼女のそのアルバムが好きだった。彼女の一番最初のアルバムである「PRISMIC」が、唯一、一番好きだった。

 

 

(というか「眠り姫」と「惑星に乗れ」という曲だけなぜかすごく好きで調べてみたら同じアルバムに収録されていた。そして記憶を掘り起こしてみたところ上記のような事実に辿りついたのでそれっぽく書いてみたって経緯だったりします)

 

 

と、言うわけで想い出の掘り起こし作業と共にそのアルバムのステルスマーケティングを行ってみようかと思う。

 

 

そんな彼女の最新シングルは「ポストに声を投げ入れて」という曲のようです。PV見てたら彼女の変わらなさにひっくり返るかと思った。

 

 

www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

まず、PRISMICというアルバムはYUKIがJAMなどの活動を経て個人名義でのファーストアルバムのようです(wikiより)

シングルでのソロデビューから二ヶ月足らずでリリースされたとのことから、ソロでの活動で表現したかった世界はもうデビューのかなり前から練られていたのかな、と想像できます。

 

そんな、彼女のアルバムの一曲目が眠り姫。

 

ギターが爪弾かれて始まるスモーキーな世界観、サウンド。そんな曲調にのせて彼女は歌います。

 

「私の闇を 振り払うその手は ここにはもういない
生きている誇りもなく 誰かが言う「ただのわがままの果て」 わからないよう」

 

 

このアルバムで彼女は何を表現したかったのか、小さいころの私はそんなこと考えたこともありませんでしたがそれは「女の子の孤独」だったのかもしれない。

 

バンドでは、誰かがいたら結局一人の歌を歌っても一人ではない。

どんなに一人だと叫んでも結局一人ではない。

 

でも、周りに人がいるからって孤独が拭い去れるのか?それは、違うと思う。

ただ、周りに人がいたって孤独だということは、周囲はわかりづらい。

周囲から理解されづらいというのは、生きづらさに直結する。

 

彼女は自分の抱える孤独と向き合うために曲を作り、ソロでの活動をはじめ、一枚のアルバムを作ったのではないのだろうか。

 

もう、聴いたことないよって人は「え、それがなに」って思うのでしょうが、もう、うううとにかくとにかく聴いてほしい!!!

彼女の儚い歌声、少し洋楽を思わせるサウンド、歌詞、まるで曇り空を部屋の窓から見つめているような歌・・・私も自分で何をいっているかわかりません。曇り空を見つめてるような歌ってなんだ。わかりません。全然わかりません。

 

ただこのアルバムは女の子にありがちな「なんか憂鬱」「もうやんなっちゃった」「かと思えば有頂天」「でもすぐに憂鬱」「だけど進まなきゃ」「進もう」って世界が表現されています。

 

あと、多いのは別れの歌。愛おしい人との別れと、忘れの歌。アメリカのカントリーチックな音に乗せてゆったりと歌われていく別れと忘却、そして未来へ一歩踏み出すための決意。

洋楽の・・・ううん、なんていうんだろう。今でいうseaponyってバンドのような曲調かと思ったんだけど。彼らはなんて名前の音楽をしているのだろう。名前なんていいのか。記号なんていいのか。でも名前や記号がないと上手に表現できないことがあまりに多すぎる。今だってそう。YUKIって最初どんな音楽をやっていたんだろう。誰か答えを教えて。

 

(ぐぐったらseaponyはインディー・ポップ・ミュージックというジャンルだと言われているそう。なにそれ知らない。)

 

 

 

話が少し脱線しましたが、少女が大人に向かって一歩進むための途中過程がこのアルバムに詰め込まれています。

そして、今は少し流行ではない・・・のかな?ゆったりとしたカントリー調の奥深さ。その曲調と深い、儚い歌詞が共鳴しあってすごく、すごく聴きごたえがあって響く。

 

あと、いろいろごちゃごちゃ言いましたがとにかく、私にとってはPRISMICってアルバムすごく好きだなーって、それだけ。

YUKIが好きなんてこのアルバムと数曲しか知らないのに生意気なことは言えないけれどPRISMICに詰まった曲の世界観がまだ大人ではない自分に大きい影響を与えたのは確かで。今も自分の身体のどこかでこの曲が響いているのは確かで。

 

 

同じような人がいたら嬉しいし、誰かのそういう風に響いてる別の曲も知りたいし、このアルバムも聴いてみてほしいし、そんな感じでこのブログを書いてみました。

 

結局なにが言いたいのかっていうと・・・まぁ、わからないから最後にYUKIの曲で一番好きな惑星に乗れって曲の歌詞を載せて終わります。女子中学生のブログかよ。

 

 

 

 

 

 

あなたへと続く天の川を消えないうちに渡ろう

 

 

 

 

いつの日か2つの目で青い地球を見よう